岐阜陸上競技協会について

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2022年に向けて

会長 尾藤 義昭

平素より、本協会の活動に、ご支援とご協力をいただき心よりお礼申し上げます。

2021年、延期されていた2020東京オリンピック、パラリンピックが開催されました。無観客ではありましたが世界のトップアスリートの競技する姿は日本のみならず世界の人々に勇気と感動を与えてくれました。岐阜県出身の選手(オリンピック女子10000m安藤友香選手、パラリンピック100m、5位入賞の石田駆選手)の雄姿に手に汗握る思いで応援モニターやTV画面を通して声援を送られたフアンの方々も多くお見えになったと思います。また、オリンピック女子1500mで日本人初入賞を果たされた田中希実選手(2018アジアジュニア) 、パラリンピックT64男子走幅跳金メダリスト、ドイツのマルクス・レーム選手(2019ジャパンパラ)、いずれも岐阜の長良川競技場でその卓越した競技力をもって私たちを魅了した選手の活躍にも感動された方も多いのではないかと思います。

2020東京オリンピック、パラリンピックでは、実に様々な種目を観戦する機会に恵まれました。障がい者の方々の競技も多く観戦することができました。    そこには、世界のトップレベルに挑む選手たちに一人一人のドラマがありました。そして、そのドラマは選手を支える多くの人たちの夢や希望が詰まっていました。競技スポーツが多くの感動を私たちに与えてくれる理由がそこにあると思います。過去に例を見ない、世界がコロナ禍にある中で開催された2020東京オリンピック、パラリンピック。選手たちが私たちに与えてくれた感動とともに「夢をあきらめない」「希望を忘れない」を再認させてくれた歴史的な大会になったのではないかと思います。この意義を大切にしながら、岐阜の陸上競技界が発展することを期待します。視点を変えて、2020東京オリンピック、パラリンピック競技運営に日本を代表する競技役員として参加された本協会員の姿もTV中継の会間に気づかれた方も多いかと思います。約一か月にわたり両大会成功のために尽力された労に「ご苦労様でした」と感謝をこめてねぎらいの言葉を送りたいと思います。

2022年も本協会は、4月の高橋尚子杯ぎふ清流ハーフマラソン、9月の全日本実業団対抗陸上競技選手権大会の運営協力を筆頭に東海学連、東海高体連、東海中体連の主要大会に運営協力いたします。コロナ感染防止活動に油断できませんが安全な大会運営に協会員の皆様のご協力をお願いいたします。

一般財団法人 岐阜陸上競技協会 会長 尾藤 義昭

2022年度に向けて
  ~10年目の節目~

専務理事 黄倉 寿雄

「光陰矢の如し」2022年度で法人化10年目を迎えます。近年は法人団体として社会的役割と活動の目的を達成するための組織運営(ガバナンスコード)、組織活動に必要な規範(コンプライアンス)について公表を求められる時代になってきました。その節目ともいえる年度を迎えるにあたり、昨年からの継続課題である外部理事25%、女性理事40%達成(スポーツ庁指針)に向けての組織つくりを推進しなければなりません。 地域スポーツ団体として大変難しい数字ではありますがスポーツ庁の指針に近づけるよう協会員の皆様のご理解とご協力に期待したいと思います。

学校の職員の働き方改革に伴い学校部活動が地域活動型へ移行する方針が国及び県から出されたことからクラブチームの登録が増加傾向にあります。クラブチームの活動形態も様々で工夫されていますが、岐阜県の陸上競技普及育成という観点で、岐阜陸協と岐阜陸協登録クラブチームとの協力体制作り (コンプライアンスを含む) が必要と考えています。小・中・高と成長に合わせた指導を大切にした体制作りを進めていきたいと思います。併せて、ジュニア競技力の向上と指導者の育成は本県の優先課題です。その点においても協力体制作りは重要です。指導者の協力、結束をお願いいたします。

長良川競技場の公認延長のための改修工事が進んでいます。岐阜県の理解を得てメイン走路に逆走路を新設することができました。100m 100mH 110mH の逆走が可能になります。風向の状況にスムーズに対応する運営技術の習得に努めながら、選手の記録向上に有効活用したいと考えています。長良川競技場で100m9秒台の走りがみられる日も近いかもしれません。そのような夢を持ちながらあたらしい競技会の検討も進めていきたいと思います。

2022年度も取り組む課題はたくさんあります。これらの課題を進めるにあたり、例年にも増して協会員の皆様のご協力をお願いいたします。

最後になりましたが、新型コロナウイルスの感染予防対策は、個人レベルでは誰もが確実に身につけ実行できるようになってきました。第3回目のワクチン接種、児童用のワクチン接種も始まりました。治療薬も近々実用化される見通しなど医療的にも進んできましたが、まだまだ油断はできません。2022年度も参加者全員に、マスクの着用、手指の消毒 ソーシャルディスタンスなど感染予防対策への取り組みをお願いします。できうる限り無観客競技会は避けたいのですがやむを得ない場合もあります。次の競技会開催につなげるための対策です。ご理解とご協力をお願いいたします。 

一日も早いコロナウイルスの終息を願うとともに、世界の平和が安定することを祈ります。

一般財団法人 岐阜陸上競技協会 専務理事 黄倉 寿雄

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